
アイデアが湧いてこない…考えがまとまらない…
新しいアイデアを出したり、考えをまとめたりすることって難しいです。
しかし、プレゼンや企画書など、ビジネスシーンでそれが求められる場面は多くありますよね。
「アイデア力」は、サラリーマンにとって必須のスキルです!
そこでご紹介するのが、『ハリーポッター』の原作者J・K・ローリングのライフハック
「アイデアはカラフルにまとめる」
許成準さんの著書『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』より、
J・K・ローリングの成功の秘訣から、仕事力アップに必要な習慣を考えたいと思います。
J・K・ローリングのライフハック

『ハリーポッター』は全7巻のファンタジー小説です。
最近では『ハリーポッター』の70年前を舞台にしたスピンオフ作品『ファンタスティックビースト』の脚本も担当しています。
壮大で複雑な世界観をどう考え出しているのか、
全てのつじつまが合うように、どう頭を整理しているのか、気になりませんか?
彼女には、作品を執筆する前にカラーペンで登場人物の相関図などを作るという習慣があるそうです。
例えば、推理小説を書いたときには
- 容疑者は赤
- レッドへリング(容疑者に見せかけるためのキャラクター)は青
といったように区別していました。
このようにアイデアを紙にまとめた後、パソコンに入力するというやり方をしているといいます。
『ハリーポッター』の作品の中でも、色はポイントになっていますよね!
グリフィンドールは赤と黄金、スリザリンは緑と銀
などいうように寮によって分かりやすく色分けされています。
色んなキャラが出てきて混乱しそうなところを、寮のカラーでその人の所属がわかり、
物語がスムーズに入ってくると思います。
私の勝手な考察ですが、「カラフルにまとめる」というJ・K・ローリングの考えが反映されているのかもしれませんね!
カラーで区別する効果

色で区別することにはどのような意味があるのでしょうか。
情報が数種類ごとに整理され、思考がより体系的になる
許成準『一日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』
というメリットがあります。
「色ごとに分ける」というと、私は齋藤孝さんの『三色ボールペンで読む日本語』を連想しました。
赤 ⇒ すごく大事
青 ⇒ まあ大事
緑 ⇒ 面白いと感じたところ
というように三色ボールペンで線を引きながら本を読む方法が紹介されています。
大事だと思ったところに同じ色のペンで線を引くよりも、
- 客観と主観を分ける
- なぜ自分はそこに線を引いたのか、という理由が明確になる
というメリットがあります。
アイデアを出したり、考えをまとめたりするときに有効な方法ですね!
紙にメモをすることのメリット


でも手書きって面倒だしパソコンでまとめた方が楽!
最近は、パソコンやスマホ、タブレットなどでメモできるので、そう思うこともありますよね。
では、紙にメモすることのメリットはどんなことなのでしょうか?
越川慎司さんの『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』では、
- 手書きメモのメリットは紙面のどこに書いてもよいという自由度の高さにある
- パソコンでの作業は、文字や図形を動かすことに意識がいき、内容を深く考えることをおろそかにしてしまう
という指摘があります。
たしかに紙にメモすると、
- 余白にコメントを書いたり
- あとから書き足そうと思ったことなどを矢印で入れてみたり
- 頭に浮かんでいることを図や絵にしたり etc.
自分が思ったことを制約なく表現することができますよね。
一方、パソコンで同じことしようと思うと、

矢印を入れるにはどうしたらいいのか?
どうやって図にしたらいいのか?
と、アイデアとは別の考える作業が入ってしまいます。
アイデアを膨らませたり、豊かにしたりするためには
考える時間とパソコンの作業をする時間は別に設けた方がいいということです。
また、手書きでは一度書いたものを斜線で消すこともあると思いますが、
パソコンの場合はデリートキーで思考錯誤の跡も全て消えてしまうことになります。
考えた痕跡が残ることも紙のメモのメリットなのです。
ただパソコンにも保存しやすい、情報を整理しやすい、検索しやすい等メリットがあるので、
紙とうまく使い分けると良いと思います。
アイデアをまずは紙にまとめて、あとからデジタル化する
という方法がベストでしょう!
私もまずは紙で考えて、その後パソコンにまとめる作業をしています。
J・K・ローリングのやり方は、アイデアが湧いてくる、思考力を高めるための
とても理にかなったライフハックですね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
- 何かを考えたりまとめたりするときに紙にメモすること
- 色で情報を整理することが有効であること
を、J・K・ローリングの習慣から学びました。
私も最近はブログを書く前に、思いついたことや伝えたいことをまず紙に書いてみるようにしてみています。
『ハリーポッター』の生みの親 J・K・ローリングも毎日の習慣から成功をつかんだのです!
天才と呼ばれる人のライフハックを真似して仕事力をアップしてみませんか?
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