TOEICの勉強法の王道と言えば、「模試」ですよね!
ですが、あなたは模試をちゃんと使いこなせていますか?
模試を1回解いて、答え合わせしただけで満足しているんじゃないですか?
実際に、私は1回解いただけで満足してしまっていました。
そのためか、3回試験を受けて全て800点前後と、完全に伸び悩んでいました。
「TOEIC800点で頭打ちか。。。」
そんな風に考えていました。
ですが、 会社の上司から
「TOEIC900点以上を目指してほしい」
と言われたことをきっかけに勉強方法を見直し、
910点まで上げることができました。

勉強方法を見直す過程で気付いたことは、
1つの模試は最低でも3回解くことが必要
ということです。
「1つの模試を3回解く」とはどういうことか。
簡単に図解しました。

図解の詳しい内容について、ここから詳しく解説していきます!
①時間を計って解く
まずは本番と同じように、2時間計って解きましょう。
2時間ぶっ続けで解くのって大変ですよね。。
本番と同じ形式で解くことで、集中して解く練習になります。
どうしても2時間も時間をとれない、という場合はリスニングとリーディングに分けて解くのでもOKです。
ただし、本番は間に休憩時間があるわけではないので、ある程度は連続して解いてみましょう。
②解ききれなかった問題を解く
TOEICって、2時間で全ての問題を解ききるのって大変ですよね。

本番では残り1分で10問解き終わっていなかったら、残りを全部適当にマーク!
ってする人が大半でしょう。
もちろん、そのやり方は間違っておりません。
しかし、練習ではそんなことをする必要はないですよね。
解ききれなかった問題は、しっかりと時間を計って全て解き切りましょう。
ただし、時間内に解いた問題と解けなかった問題は、しっかりと区別しましょうね!
「模試を解く」ということは、自分の現在地を理解することも目的の1つ。
あくまでも、2時間で解ききった部分までが、今の自分の実力です!
③リスニング問題を、1問ずつ解き直す
ここからは、解いた模試の復習になります。
リスニング問題は、1問ずつ解き直し、答え合わせをする、を繰り返していきましょう。
part3とpart4は1題あたり3問なので、3問ずつ解き直すのがいいですね。
ちなみに、答え合わせをするのは解き直しをする前でも、後でも構いません。
自分に合った方法を探してみましょう。
解き直しをするときに大事なのは以下の3点です。
解説をしっかりと読む
解答には必ず解説文が書いてありますよね。
解説文を読んで、
- もし正解したなら、正解理由が自分の理解とあっているか
- もし間違えたなら、なぜ間違えてしまったのか
をしっかりとチェックしましょう。
TOEICの場合、正解となるパターンやひっかけのパターンがあります。
これらのパターンを覚えるためにも、全ての選択肢に目を通し、理解することが大切です。
わからない単語をチェックする
解説にある音声で流れる原文を読んで、わからない単語があるかチェックしましょう。
もしあった場合は、単語帳にまとめるのがおススメです。
私の場合は、「WordHolic」というスマホアプリを使ってよく見返していました。
④リーディングを時間を気にせず解き直す
リーディング問題は、最初に答え合わせ!ではなく、
時間を気にせず、じっくり考えて解き直してみましょう。
2回目の目的は、時間をかければ正解できる問題が増えるかを知ること。
1回目で間違えた問題のうち、
- 時間をかければ正解できる問題は「理解スピード」
- 時間をかけても正解できない問題は「知識不足」
が主な課題になると判断できます。
最初に答え合わせをしてしまうと、その答えが記憶に残ってしまって回答に繋がることが多いです。
そのため、解き直しを行ってから答え合わせをするのがおススメです!
この解き直しを行う際におススメなのが、1回目に使った解答用紙をもう一度使うこと。

これが実際に私がやった解き直し例です。
- 黒マークが1回目の回答
- 緑マークが2回目に解いて、1回目と異なる解答
- 赤マークが2回とも間違えた解答
こうやってみると、特にpart7で時間をかければ正解できた数が増える、ということが丸わかりですね!
⑤リーディングの答え合わせをする
2回解いた後は、しっかりと解説を確認していきましょう。
ここで大事なのは以下の2点。
知らない単語をチェックする
リスニングと同様に、わからない単語やフレーズがあったら1つずつチェックしていきましょう。
TOEICでは、”reimburse”のような、難しい単語がでてくることもあります。
この単語の意味は「払い戻す」なのですが、日常生活ではなかなか聞かない単語ですよね。
しかしTOEICの場合、reimburseは頻出単語なのです。
リーディング問題では特に「難しいけどよく出題される」単語が出てくるので、
高得点を狙いたいなら、必ずチェックしていきましょう!
正解した問題も解説をチェックする
ちゃんと正解できたから、復習しなくてもOK!
って思いがちですが、この考えは間違いです。
例えばpart5(文章穴埋め問題)の場合、
- 他の選択肢の単語の意味、わかってますか?
- その選択肢が正解である理由、説明できますか?
「どっちも問題ない!」
っていうなら大丈夫ですが、そんな人殆どいないですよね?
5.数週間後、時間を計って全て解き直す
数週間立って記憶が薄れてきたら、もう一回時間を計って解き直してみましょう!
正解を覚えている部分もあるかもしれませんが、
解き直してみると、自分の成長を感じられるはずです。
3回目の模試では正解できた部分をまた復習する必要はないですが、
間違えたところは同じように復習しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。
模試は1回解いたら、その達成感から満足してしまいがちですが、
ここまで使い切ることで成果が発揮できるのです。
この方法で3~4種類の模試を解けば、50点以上点数を伸ばすことも夢じゃないでしょう。
模試を効果的に使って、点数UPを目指していきましょう!
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